一般内科
このような時にはご相談ください
- 咳が出る
- 熱が出た
- お腹の調子が悪い
- 動悸がする
- じんましんが出た
- 食事をすると胸やけがする
- 夜眠れない、熟睡できない
- いびきがひどい
- 目覚めが悪い
- 花粉症の症状がつらい
- インブルエンザの予防接種を受けたい
- タバコをやめたい
- 健康診断で高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病と言われた
一般内科とは
一般内科とは、市販薬を飲んだり少し様子をみたりしても、問題が解決しない場合に受診する科です。
しかし、受診すればすべてが解決するわけではありません。
- ・生命に関わる状態で、緊急の治療が必要
- ・高度で専門的な治療が必要
- ・特殊な検査が必要
このような場合は、適切な医療機関・専門医をご紹介いたしますのでご安心ください。
また、どの診療科を受診したら良いのか分からない症状がある時には、お気軽にご相談ください。
当院の治療方法
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薬には副作用があるため、必要最低限の薬のみを処方いたします。
ウイルスによる風邪のほとんどは、自分の免疫の力で自然と治ってしまいます。ウイルスが原因の風邪の場合には、自分の免疫の力で治りやすくするようにサポートしてあげるのが治療の基本となります。症状を和らげる薬(たんを出しやすくする薬、咳を鎮める薬、熱を下げる薬)を飲むこと、食事や水分を十分に摂ることで体力の回復を助けます。
解熱薬や鎮痛薬により、発熱またはのどの痛みを和らげることはできますが、発熱はウイルスや細菌を排除するための反応(免疫の力、いわゆる自然治癒力)です。無理に熱を下げることが必ずしも正しいとはいえず、かえって風邪を長引かせてしまう可能性があります。ただし、体温の上昇が極端に激しい場合は例外です。
お子さんへの対応
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お子さんの場合には、うまくたんが出せずに気管や肺に溜まってしまうこともあります。水分を多く取って、たんをやわらかくしたり、背中を軽く叩いて、咳と一緒に出しやすくしたりする方法が有効です。
▼ウイルス性のものには抗生物質なしで対応します
抗生物質に関しては、無駄に耐性菌を増やしてしまうことを防ぐため、二次的に細菌感染している証拠が存在しない限り、投与すべきでないとされています。
以前は細菌感染を予防するため抗生物質をよく処方していましたが、現在では細菌感染の予防はできないことがわかっています。慢性的な肺の病気をもっている方は、抗生物質の制限を緩和してもよいとされています。
必要ではないときに抗生物質を使用すると、抗生物質が効かない細菌が体に住み着くことがあり、その細菌が体に悪さをしたときに、抗生物質が効かない状況となってしまいます。
風邪(かぜ、感冒)
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空気の通り道である鼻やのど、気管支などの粘膜表面から、鼻水やたんなどの水分が大量に分泌して、炎症を起こした状態です。
原因はウイルスからの感染が最も多く、全体の80%以上を占めます(全体の約50%がライノウイルスの一種によって引き起こされていると言われています)。ウイルスの種類は400種類以上あり、また同じウイルスでも型が何種類もあるため、繰り返し風邪をひいてしまいます。
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日常生活から考えられる原因
- 風邪をひいている人からの直接感染、感染源に触れたことによる間接感染
- 風邪の人がくしゃみや咳をすると、感染源となるウイルスがたくさん飛び散ることになります。そのため、風邪の人の近くにいると直接その感染源を吸いこみ、飛沫感染をすることがあります。
また、空気中に飛び散った感染源が付着したものに手が触れると、それを介して鼻や口、目、肌などから感染します。感染源が衣服についた場合、その衣服を脱ぎ着する時に感染源が体内に入り込むこともあります。
- 免疫力の低下
- 疲れや体力の低下、老化、睡眠不足によって、体の免疫機能は低下します。
その結果、感染源を排除しようとする免疫力の働きが弱まり、体内に感染源が入り込みやすくなってしまいます。
また、肺炎などの細菌の二次感染による重い合併症を引き起こすこともあります。
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症状
- 鼻水、咳、くしゃみ、たん
- 感染源などが体内に入った時に、体はそれを外に追い出そうと防御反応をとります。
鼻水は、鼻やのどに付着したウイルスを洗い流そうとするもので、咳やくしゃみ、たんは異物を外に排出しようとする防御反応です。
のどや気管支が炎症を起こすと、粘膜が腫れて充血し、粘液を大量に分泌するようになります。
それが塊となって外に排出されるのがたんです。
- のどの炎症
- 感染源がのどに侵入すると、のどに炎症を起こし痛みを引き起こします。特に鼻が詰まっている時は、口だけで呼吸をしていると、のどに感染源が入りやすくなってしまいます。
- 発熱
- 感染源が侵入すると、体が反応して発熱を起こします。
それほど高熱が出ることはありませんが、インフルエンザや細菌感染による二次感染が起こると高熱がでることがあります。
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予防
- バランスのとれた食事を摂る
- 栄養の偏りや不足は体の調子を崩しやすくなる原因の一つです。レバーやうなぎ、牛乳、トマト、キウイ、いちご、大豆などに豊富に含まれているビタミンAやC、ミネラルを積極的に取り、バランスの良い食事を心掛けましょう。
- しっかり睡眠を取る
- 睡眠不足からくる疲れとストレスは、免疫力の低下を招き、風邪をひきやすくしてしまいます。日頃から睡眠を十分に取るようにしましょう。
- 手洗いとうがいの習慣をつける
- 手についたウイルスからの感染を防ぐために、帰宅時や食事の前には、必ず石けんなどで手を洗い、流水で十分にすすぐようにしましょう。
うがいは、上を向いて行うガラガラうがいが効果的です。
- 室温、湿度を調整する
- 空気が乾燥するとウイルスに感染しやすくなります。
ウイルスが増殖できない環境をつくるために、室温は20~25℃、湿度は60~80%になるように調整しましょう。 湿度は、加湿器・部屋に濡れタオルを干す・お湯を沸かすことで調整ができます。
- タバコを控える
- タバコは血管を収縮させ血液の流れを悪くするだけではなく、のどや肺に軽い炎症を引き起こし、感染源に対する抵抗力を弱めてしまうので、なるべく控えましょう。
- 冷房を効かせすぎない
- 寒さは自律神経の乱れを引き起こし、免疫力を低下させます。
夏風邪の原因の多くが、冷房による自律神経の乱れや室内外の温度差といわれていますので、冷房を弱めたり、室内では上着をはおったり、膝かけをしたりして、体を冷やさない対策をしましょう。
アレルギー性鼻炎
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アレルギー性鼻炎とは、透明のさらっとした鼻水、鼻づまり、発作的で連発するくしゃみの3つの症状を主とするアレルギー疾患です。
主な原因として、空気中に浮遊する花粉やハウスダストなどの原因物質「アレルゲン」を吸い込み、鼻の粘膜から体内に入ることによって起こるアレルギー反応です。
アレルギー性鼻炎には、スギ花粉やヒノキ花粉などが原因となり、毎年同じ季節に起こる「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」と、ハウスダストやダニなどが原因となり、季節に関係なく年間通して起こる「通年性アレルギー性鼻炎」とがあります。
このうちのスギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法という治療法があります。アレルゲン免疫療法は、100年以上も前から行われている治療法です。主には、アレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われていますが、近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。 アレルゲン免疫療法は、根本的な体質改善が期待できる治療法で、長期にわたって症状をおさえたり、症状を和らげたりすることが期待できます。当院は舌下免疫療法の相談施設ですので、お気軽にご相談ください。
出典:アレルゲン免疫療法ナビ
睡眠時無呼吸症候群
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは、その名の通り眠っている間に呼吸が止まってしまう状態(無呼吸)が繰り返される病気です。 いびきはこのSASの前兆とも言える症状なのです。いびきの他にも、「睡眠時間は十分なはずなのに疲れが取れない」「昼間に眠気を感じることがよくある」といった場合はSASが疑われます。 このSASであると、本来睡眠中に日中活動した脳と身体を十分休ませられるはずが、無呼吸を繰り返すことにより身体の中の酸素が不足し、それを補うために身体は心拍数を上げてしまうため、脳も身体も断続的に覚醒した状態になってしまい、気付かないうちに大きな負担が睡眠中にかかることになります。その結果、日中に強い眠気や倦怠感、集中力低下などが引き起こされ、様々な活動に影響が生じてきます。 またSASは、「高血圧・糖尿病」などの生活習慣病と密接な関連があることがわかってきています。
- 以下、思い当たることがある方は当院にご相談ください
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- ・毎晩いびきをかく
- ・睡眠中に呼吸が止まっていた、と指摘されたことがある
- ・昼間よく眠くなる
- ・朝起きたときに、寝たはずなのに疲れが残っている感じがする
- ・若い頃より、体重が増えて、顔つきが変わった、と言われたことがある
- ・メタボリックシンドロームの傾向がある
- ・夜間頻尿である
禁煙外来
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当院では禁煙外来を行っており、保険適用で受診が出来ます。
医師に悩みや不安を相談しながら取り組むことで、安心して続けていただけます。
お気軽にお問い合わせください。
また、中野区にお住まいの方であれば、中野区より治療費の助成を受けることができます。
https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/401700/d027141.html
にアクセスいただき、詳細をご確認ください。※2022年6月現在、禁煙治療薬であるチャンピックス(飲み薬)が出荷保留という状況で使用できません。代わりの治療薬としてニコチネルTTS(貼り薬)による治療をご提案させていただいております。このニコチネルTTSも入手困難(徐々に手に入るようになってきましたが)であるため、治療を開始させていただいても途中で治療薬を用いた治療が困難になることもあります。この状況をご承諾の上、禁煙治療を始めることをご理解いただけると幸いです。
出典:すぐ禁煙.jp